アメリカ英語の PEN の /p/ /p/ の発音
アメリカ英語で最もよく使われる子音の一つです。pay, pen, pet, pie などの単語で聞こえます。
ここから始めましょう
子音の /p/、すなわち pen の音は、上下の唇を合わせて呼気をせき止め、それを解放することで作られる歯切れの良い無声破裂音です。アメリカ英語らしく発音するコツは、空気を破裂させるタイミングと、せき止めたままにするタイミングを知ることにあります。pie や push のような語頭の /p/ は、強い息の吹き出し(帯気)を伴います。一方、stop や cup のような語末にくる場合、アメリカ人は通常、唇を閉じたまま空気を閉じ込め、最後の破裂(解放)を行いません。日本語では「ストップ」のように母音を補って息を解放してしまいがちですが、英語では息を漏らさずピタッと止めるのが自然です。
この音の出し方
3つの小さな調整。
ここを押さえれば、音は自然に出てきます。
上下の唇をぴったりと合わせて呼気をせき止め、一気に解放します。声帯の振動を伴わない無声破裂音です。
口の形
/p/ 例: pay
唇
しっかりと閉じ合わせた後、一気に開いて破裂させます。
ワンポイント
覚えておきたいことがいくつか。
アクセントのある音節の先頭にくる P は、強い息の吹き出し(帯気)を伴います。
B と対をなす音です。口の形は同じですが、B は声帯の振動を伴う有声音になります。
S の直後('spin' や 'explore' など)にくる P は、強い息の吹き出しが消え、無気音になります。
単語の中で聞く
16 個の日常単語。
どの単語でも開けば、丸ごと分解して見られます——弱化のひとつひとつ、フラップ T のひとつひとつまで。
文の中で聞く
実際の会話の中で。
この音が登場する短い文を 5 個。再生を押して聞き、見出しを押せば丸ごと分解して見られます。
この音はどう変わるか
/p/ が関わる連結ルール。
どのルールにも専用のページがあり、例と練習のヒントが付いています。
よくある質問
/p/ についてよく聞かれること。
英語の語頭にくる /p/ が、ひときわ強い破裂音に聞こえるのはなぜですか。
アメリカ英語では、アクセントのある音節の先頭に /p/ がくる際、強い息の吹き出し(帯気)が加わるためです。口の前に紙切れを持ち、pay、pen、pie と発音してみてください。紙がパッと揺れるはずです。この余分な息の破裂こそが、アメリカ人の耳に「これは /p/ である」と認識させる重要な要素なのです。この吹き出しを省略すると音が弱々しくなり、/b/ の音に近づいてしまうため、pie が buy に聞こえてしまう恐れがあります。
アメリカ英語における P と B の音の違いは何ですか。
この2つの音を区別する要素は、声帯の振動と息の吹き出しの2点です。口の形は全く同じで、上下の唇を合わせて呼気をせき止め、それを勢いよく開きます。しかし /p/ は無声音であり、アクセントのある語頭では小さな爆発のような強い息の吹き出しを伴って解放されます。一方、boy や bat に含まれる /b/ は声帯を使用する有声音であり、喉から低い振動音が加わりますが、余分な息の吹き出しはありません。喉仏に指を2本当てて pet と言ってみてください。/p/ では振動を感じませんが、bet の /b/ ではビリビリとした振動を感じるはずです。アメリカ人の耳は、実は声帯の振動よりも息の吹き出しの有無に重きを置いて音を判別しているため、この息の吹き出しを省略しないことが肝心です。
アメリカ人は語末の P を発音するのでしょうか。
多くの場合、唇を閉じて /p/ の構えは作りますが、空気を解放することはありません。stop、cup、keep といった単語では、アメリカ人が最後に空気を破裂させることは滅多にありません。唇をピタッと閉じて母音を短く断ち切り、/p/ の呼気は口の中に閉じ込められたままになります。文末で /p/ をはっきりと破裂させても間違いではありませんが、実際の日常会話の響きに比べると、演劇のセリフのように不自然に聞こえてしまいます。